Visa LINE PayプリペイドカードがGoogle Pay対応でNFC搭載AndroidでVisaのタッチ決済(旧称payWave)を利用可能に。設定方法解説

Posted by 雅楽斎 on Friday, February 5, 2021

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Visa LINE Payプリペイドカードの決済方法が拡充

2020年12月22日にオンライン決済、Apple Pay(iD)対応のプリペイドカードとして誕生したVisa LINE Payプリペイドカードですが、2021年2月4日、決済方法が追加されました。

  • Google Pay(Visaのタッチ決済)
  • Google Pay(iD)

このことにより、Felicaは使えなくてもNFC Type-A/Bが使えるスマホならEMV Contactless決済が使えるようになりました

Mastercard Contactless搭載のミライノデビットを発行した話と台湾の高雄でそのミライノデビットを使ってMRTに乗った際の一部始終は以下になります。

Mastercard Contactless(旧称PayPass)カードが欲しかったので住信SBIネット銀行の口座を開設した

Mastercard ContactlessでMRTに乗る(高雄旅行)【Visa,JCBでも乗れるようになりました】

上記は2019年の話ですが、日本でもようやくEMV Contactlessを使える加盟店が増え、搭載するクレジットカードも増えてきてはいます。現状AndroidではGoogle PayでVisaのデビットカードを中心に、iPhoneではApple PayでMastercardのクレジットカードを中心に使えるケースが増えており、私もイオンカード(Master)でApple Watchで使うこともたまにあります。但し、Visaのデビットカードではカードが対応していなかったため、Visaのタッチ決済を使うことができていませんでした。

今回、LINE PayのプリペイドカードをAndroidで発行してGoogle Payで使えることでNFCを搭載したAndroidでVisaのタッチ決済を使えるようになったので、その手順と実際に使ってみた記録のご紹介です(ちょっと面倒でした)。

Visa LINE Payプリペイドカードの発行とGoogle Payへの登録

ニュース | LINE Pay株式会社

LINE Pay株式会社のニュースです。プレスリリースのご案内はこちら

必要なもの

  • NFC Type-A/BをGoogle Payから利用可能なAndroid 5.0以降のスマホ
  • 利用可能なLINE Pay

最初はオフィシャルに記載のある通りの手順で進めていたんですが、LINEアプリのウォレットにはGoogle PayアイコンがなかったのでLINE Payアプリから進めました。1

LINE Payアプリでの操作

LINE Payアプリを起動したら、下部のメニューから一番右の≡→下にあるGoogle PayとタップするとiDとVisaのタッチ決済のどちらを設定するか表示されるので、今回はVisaのタッチ決済を選択します。

バーチャルカードの発行をします。

Visa LINE Payプリペイドカード利用規約を確認して同意します。

ちなみに、現時点での利用規約はこんな感じです。

パスコードを入力すると恐らく裏でプリペイドが発行された後にもう一度Google Payに登録の画面が出てきた後、Google Payの画面に自動的に遷移します。

Google Pay側のアプリでの操作

発行したプリペイドカードをGoogle Payから使えるようにします。登録されている住所を確認して先に進みます。

なお、最初に実行した時はここでエラーが発生しました。思い当たる節が特になかったので時間を置いて繰り返したところ、10分くらいしたら先に進むようになりました。同じ状態になった場合は時間を置くと良いかもしれません。

Google Pay特約を確認すると、私の場合はタップ&ペイでGoogle Payを使うか聞かれたのではいを選択しました。最後にOKをタップすると設定完了です。

Google Payアプリの支払いにも追加されます。非接触決済ができるカードが1枚しかないからか自動的にメインカードに設定されました。

Visaのタッチ決済を使ってみた

今回設定したスマホは今までにNFCを決済で使ったことがなかったので、使えるのかどうかのチェックをしにTSUTAYAでレンタルしてみました。TSUTAYAのセルフレジは操作にまごついても店員さんを拘束することがないので、混雑していない場合は個人的にオススメです。

TSUTAYAのセルフレジは以前は電子マネーからEMV Contactlessを選ぶようになっていた記憶がありますが、現在はクレジットカードで進むとタッチするようになっているので、上記の画面になったらクレジットリーダーにスマホのアンテナ部分をかざします。スマホは画面ロックを解除する必要があるようです(機種によるかもしれません)。

決済時にはスマホに以下の画面が表示されます。

LINEウォレットから通知も来ます。

まとめ

登録時の手順が割とたくさんあるのでちょっと手間な感じはあります。また、同じGoogleアカウントで使っている別のスマホのカード一覧には表示されないので、別の端末でも使いたい場合はLINEアプリのインストールと設定の移行が必要かもしれません。

また、現時点ではVisa LINE Payプリペイドカードは還元がないのと、LINE Payへのチャージ方法もそれほど多くなく汎用性が高いとも言えないので、常用するかどうかについてはあまりオススメできることはないかと思います。

但し、冒頭に書いたように台湾やシンガポール、イギリス等いわゆるオープンループで交通機関で利用できる場所ではNFCを搭載したスマホ(にLINEをインストールしていれば)で電車に乗れるので、汎用性の高さは魅力的だと思っています。

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  1. LINEアプリ絡みの設定って割と高確率でこういった罠にハマります。私だけかな… [return]

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