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タイムシフトマシンへの不満
市販のHDDレコーダーを使っていて、「HDD少ないなぁ…」と思うことがあるんですが、私の場合は東芝のD-M210というタイムシフトレコーダーを使用しています。
こいつの機能自体は満足しているんですが、ラインアップとしてそもそもこのシリーズはHDDが2TBのものしか用意されておらず、私の運用方法
の場合、D-M210の2TB HDDでは5~7日という録画期間になります。ゴールデンタイムと深夜番組、土日をカバーしたいという範囲ですが、土日を23時間録画していると先週分を見ようとしてなくなっている状態になります。
できれば1週間は確保したい、先週分を見たいという欲をかなえるには「画質を下げる」「録画局を減らす」「録画時間帯を減らす」必要がありますが、そもそもHDDをもっと大きなものに換装すれば録画日数を増やせる訳です。
一応、USB接続の外付けHDDを接続して録画対象のTV局のいくつかをそっちに回せば内蔵HDDが2TBのままでも録画期間を延ばすことはできますが、外付けHDDに常時稼動させるとコンセントは必要だし場所取るし電源が壊れたりする可能性も出てくる訳で、今回は外付けHDDは考えないことにします。
購入したのはSeagateのSkyHawk 6TB
東芝の場合は対応は必須ではありませんが、Streaming feature setに対応していて低回転でCMRで入手性が良いHDDを選んだらSeagateになりました。選んだ経緯やStreaming feature setについては以下の記事にまとめています。
ATA-7/Streaming feature set(俗称AVコマンド)に対応したHDDとしてSeagateのSkyHawk 6TB(ST6000VX001)を購入
分解&換装
D-M210自体のHDDを換装した事例はちょいちょい見つかりますが、具体的にどこをどう外せばいいかというサイトが見つからなかったので、自分用に残します。
本体裏面のネジを4か所外します。ケースファンの固定ネジを間違えて外してしまいましたが、外装の固定と全く関係なかったのでそっと戻しました。
本体側面のネジを1か所ずつ外します。
逆側の側面のネジを外したら外装を外します。後ろ側からガルウィングのように前に向かって開く形になります。何か所か引っ掛かるようになっていますが、そこは外装を開いていくしかありません。
外装が外れたら、裏返してフロントパネルを引っかけている爪を上に浮かせて前にずらしてフロントパネルを外します(フィルムケーブルが抜けないようにして作業しました)
フロントパネルを邪魔にならない位置に移したら、HDDマウンタのネジ4か所を外します。
HDDマウンタのネジを外したら、基盤とHDDを繋いでいるバネケーブルの一番上のツメを外します。なお、画像はフロントパネルを外す前に撮ったものなのでHDDマウンタのネジも付いたままになっています。
バネケーブルが外れるとこんな風になって基板からHDDが離れます。
HDDマウンタの裏側のネジ4か所を外します。
新しいHDDのSATA端子に変換基盤を付け替えて、元通りに組んでいきます。
中身と外身が入れ替わりました。
D-M210の方はメニューから初期化を選んでオール初期化をすると使えるようになります。
実際どうなのか
で、実際に交換して運用を開始していますが、交換前と比べて違いはあります。動作自体は今のところ問題ありませんが、総じて動作音が大きくなりました。この点、WD20EURXは優秀です。
スピンアップ時の音が大きい
タイムシフト録画が始まるタイミングでD-M210が動き始めるんですが、この時の音が交換前よりも明らかに大きいです。交換前は「チュイーン…チッチッチッ」くらいの音で「おっ。動き始めたな」と思うくらいでしたが、交換後は「ギュイーン…カリカリ」くらいはっきり動作音が聞こえて、周りが静かだとちょっとびっくりするような音に変わりました。
たまにするカリカリ音が少し大きい
タイムシフト動作中に時々動作音がします。交換前はタイムシフトのみでは動作中に音は聞こえなかったんですが、交換後は時々カリカリという音がします。スピンアップ時と比べれば全然静かで、カコン系のヘッドが墜落してるんじゃないかという系統の音ではないので動いてる実感をできる音ではあります。
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